2018年07月18日

No.428 良い歯並びをつくる



 歯並びや噛み合わせが悪いと、見た目や発音の問題だけでなく、磨き残しが多くなり歯周病やむし歯になりやすくなります
歯並びは遺伝による影響もありますが、食生活や悪癖による影響も少なくありません。



 よく噛む習慣を
顎の骨が成長している子供の時期には、特によく噛んで食事をすることが大切です。
乳歯には顎の成長を促す働きがあり、顎のラインで顔の形が決まります。顎がしっかり成長しないと、永久歯が生えるスペースが足りなくなり、悪い歯並びの原因になるのです。
ハンバーグや麺類など軟らかいもの、噛まなくても食べられる食事が多いと、顎は十分に発達できません。



 悪癖をなくす
指しゃぶり/噛み癖
過度の指しゃぶりや、5歳を過ぎての指しゃぶりは歯並びに悪影響を及ぼす可能性が高くなります。
おしゃぶりやタオルを噛む癖も歯並びの悪化の原因になります。4歳ごろまでにはやめられるようにしたいですね
 ただし、指しゃぶりや噛み癖には様々な原因があると言われています。
無理やりやめさせようとすると、大きなストレスになることもあるので、子供に寄り添った対応をしたいものです



 頬づえ
5〜6歳ごろから出やすく、無意識にやってしまいます。癖があることを伝え、意識的に減らせるようになることが大切です
posted by 毛利歯科ふれあい新聞より at 11:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月04日

427 親知らずは抜歯すべき?


親知らずの生える方向が悪かったり、炎症を繰り返しているような場合は、抜歯することが適当と考えられます。
親知らずが正常に生えていれば、比較的簡単に抜歯できます。

しかし、歯の大部分が埋まっていたり、歯の根の形が複雑な場合、かなり注意と手間を要します。
抜歯する場合、腫れて痛みが出ている状態だと麻酔が効きずらい為、後日、炎症が収まってから抜くのが一般的です。

親知らずは、あってもなくても良いから抜いてしまうのは、乱暴な話です。
正常に生えて機能している場合は抜く必要はありません。
隣接する奥歯うを失っている場合など、その部分を補うブリッジや入れ歯の土台に利用できるため、残しておいた方が良いこともあります。
抜くメリットとデメリットについて歯科医師と十分に相談されてから決断してください。

posted by 毛利歯科ふれあい新聞より at 13:26| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月20日

No.426 口臭の種類

 口臭の種類は大きく4つに分けられます。
 生理的口臭…唾液には口腔内を洗浄、殺菌する作用があります。起床時や空腹時、緊張時など、唾液の分泌量が少なくなることで口臭が発生します。
 病的口臭…歯周病、むし歯、歯垢、歯石など口腔内の原因と、呼吸器系、消化器系の病気、糖尿病などで口臭が発生します。
 外因的口臭…ニンニク、ニラなど臭いの強い食べ物を摂取した際や、アルコール、タバコなどを摂取することで口臭が発生します。
 内因的口臭…特に口臭に異常が認められなくても、口臭があると思い込んでしまう場合です。
 
これらの中で多数を占めるのが、病的口臭です。予防のために、ブラッシングや歯間の清掃(デンタルフロス、歯間ブラシなど)によって、お口の中の細菌を減らしましょう。マウスウォッシュやデンタルリンスを併用するのも効果的です。
また、定期健診を受けてお口の中にむし歯や歯周病があれば早めの治療をお勧めします。
正しいブラッシング方法などをもう一度確認することも大切です。
posted by 毛利歯科ふれあい新聞より at 16:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月06日

No.425 幼児食と乳歯の発達

 幼児食とは、幼児が母乳やミルクを卒業し、成長に合わせて食べ物だけで栄養をとる食事のことをいいます
幼児食は、歯の生え方、特に奥歯(第一乳臼歯)の生え方を見ながら進めていきます。
 第一乳臼歯は、1歳4ヵ月頃から生え始め、上下のかみ合わせが完成するのは1歳8ヵ月頃だといわれています。
 第一乳臼歯が生えるまでは、歯茎や前歯で食べ物を噛んでいるに過ぎません
この時期に噛みつぶせない固い食べ物を与えると適切な時期に、適切な咀嚼機能を得ることが出来なくなる可能性があります。
その上、噛まない、丸のみする、固いものを嫌う、偏食に育つなど悪習慣に繋がることもあります
特に丸のみで食べる習慣がつくと過食や肥満の原因になるともいわれています。
 幼児期は子どもの咀嚼機能と食習慣を育てる大切な時期です。
いろいろな種類の食品を工夫して調理し、豊かな味覚を育みましょう。
また、家族でゆったりと食事することでよく噛んで楽しく食べる子に育ちます。
これが食育の第一歩です
posted by 毛利歯科ふれあい新聞より at 15:26| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月22日

No.424 歯周病と早産の関係

 歯周病は、口腔内だけでなく、全身にあらゆる影響を及ぼすことが明らかになってきました
最近での研究では、妊娠している女性が歯周病にかかっている場合、早産のリスクが5〜7倍に膨らむと報告されています。
 歯周病の炎症があると、子宮を収縮させる作用のある物質(PGE₂)の血中濃度が高まります。
PGE₂は陣痛促進剤として使われるほど子宮収縮作用があります。
 また、胎盤から子宮内へ感染した歯周病菌により、絨毛膜羊膜炎(絨毛膜と羊膜に細菌が感染し、炎症をおこした状態)が起こります
これが早産を引き起こす一因だと考えられています。
 妊娠初期は食生活が不規則になりがちな上、つわりによっていつも通りのブラッシングができず、お口の中が不潔になりやすくなります。
食後すぐに水で強めにうがいをしたり、キシリトールガムや洗口剤を利用するなどして、苦しい時期を乗り切りましょう。
また、妊娠中でも歯周病の治療をすれば、炎症を最小限に抑え、早産のリスクを軽減することができます。
妊娠中に一度は歯科検診を受けるといいですね。
 妊娠してから歯周病の治療をするのではなく、将来出産したいとお考えの女性の方は、普段からデンタルケアをしっかり行い歯周病の予防をすることが大切です
posted by 毛利歯科ふれあい新聞より at 17:31| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月11日

No.423 細菌とのたたかい ―歯周病治療の現状とこれから―

 感染症の原因が細菌だとわかったのは、140年前。
ドイツの細菌学者ロベルト・コッホが発見しました
 その後の研究で、歯周病の原因も細菌であることが明らかになり、
歯を磨き細菌を除去することで歯周病を治療・予防できるようになりました
 むし歯を進行させる細菌がミュータンス菌であるように、歯周病を進行させる菌にもいくつか種類があります。
その中でも代表的なのが、ジンジバリス菌(PG菌)です
歯周病は、これらの菌が歯と歯茎の間に潜り込み、繁殖を繰り返すことで進行します。
 歯周病の原因となる細菌群をレッドコンプレックスと名付け、これら細菌に対する治療法が考えられてきました。
レッドコンプレックスに含まれる細菌はプラーク(歯垢)が多くなると検出されることから、
徹底した歯みがきやスケーリングによって除去します
歯茎の中に歯石などがこびりついている場合は、外科処置などで除去し、細菌の繁殖を抑えます。
また、抗菌薬を利用することも一つの治療法です
 近年、大阪大学歯学部の天野敦雄教授によって、PG菌にも種類があり、型によって治療後の再発リスクに違いがあることがわかってきました。繁殖力が強い型に感染すると治療後も継続したメンテナンスが必要となります
 将来は、より繁殖力が強い型のPG菌に感染する前に、弱い型に感染させるといった予防接種のようなことも行われるかもしれません
posted by 毛利歯科ふれあい新聞より at 12:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月16日

No.422 う蝕リスクに沿った予防方法

 毎日2〜3回歯みがきをしていてもむし歯になりやすさ(う蝕リスク)は人によって異なります。
むし歯の発生はブラッシングだけでなく、食生活や唾液・歯の質にも左右されるからです。
 基本的な予防法は@ブラッシングでむし歯菌を減らすA砂糖の摂取量を減らすBフッ化物で歯を強くする―の3点ですが、それでもむし歯ができやすい人は要注意う蝕リスクが高い可能性があります
下記に沿って食生活を改めて見直すと良いでしょう。

▶間食の回数を減らし、ダラダラ食いはやめる
▶砂糖を多く含むジュースやスポーツドリンク、缶コーヒーなどは控える
▶甘いものが食べたくなったらキシリトールなどの代用糖を使用したものにする
▶アメやキャラメルといった口の中に長く残るお菓子は避ける
 
フッ化物配合の歯磨剤でブラッシングした後は、ゆすぎ過ぎないこともポイントです。スウェーデン式の「イエテボリ法」ではフッ化物を口の中に残しておくため、歯みがき後は10_リットルほどの少量の水で1回だけゆすぐことが効果的としています
 また、歯科医院で高濃度のフッ化物を塗布することや、セルフケアで低濃度のフッ化物を毎日塗布することも有効です。気になる方は一度ご相談ください
posted by 毛利歯科ふれあい新聞より at 16:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月02日

421 ブラッシングは歯ブラシだけで十分?

歯ブラシだけでも歯の表面はきれいになりますが、完璧には磨けません

歯ブラシの毛先が届きにくい歯と歯の間や、歯と歯肉の間にかなりの量の歯垢(プラーク)が残っています。
デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシといった清掃機具を使って取り除く必要があります

歯と歯の隙間が狭い部分にはデンタルフロスを、隙間が広い部分には歯間ブラシを使いましょう。
慣れるまでは鏡を見ながらゆっくりと磨いて下さい。

どちらも誤った使い方をすると歯肉を気づつけたり、歯肉が下がって隙間が大きくなったりしてしまいます。
使用する際は歯科医院で使い方やサイズを尋ねてから始めると良いですよ
posted by 毛利歯科ふれあい新聞より at 16:14| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月12日

420 歯磨剤の選び方

スーパーや薬局にはたくさんの種類の歯磨剤が並んでいます。
歯磨剤を選ぶときは表示された成分を参考にしてはいかがでしょうか。

歯質を強化しむし歯を予防する目的なら「フッ化ナトリウム」や「物フルオロリン酸ナトリウム」が入ったものを。知覚過敏の方は「硝酸カリウム」や「乳酸アルミニウム」入りを試してみてください

歯の摩耗が進んでいる方や電動ブラシをお使いの方は、研磨剤無敗豪の製品がお勧めです。
歯周病が」気になる方は細菌・消炎・血行促進作用のある成分が含まれているものが良いでしょう

多くの歯磨剤には清涼剤や発泡剤が配合されています。
つけすぎると泡立ちや清涼感が出るため、磨いた気になってしまうので注意しましょう。
使用量の目安は豆粒程度と言われています。

どの歯磨剤を使うにしても、丁寧なブラッシングが大切です。
一本一本しっかり磨いて下さいね

歯磨剤の選択に迷う時は担当の歯科医師や歯科衛生士に相談してください

posted by 毛利歯科ふれあい新聞より at 15:13| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月01日

No.419 定期健診のススメ

 2年ぶりに定期健診に来られた50代の患者さん。
お口の中を見てみると、大きなむし歯が判明。診断結果を伝えると
「違和感はあったんだけどね。もっと早く来ておけばよかった」とポツリ。
異変に気付きながらも、大丈夫だと思い込んで放置していたようです。
歯の神経を治療するため、数回通ってもらうことになりました
 定期健診に訪れた人はよく「来てよかった」と言って下さいます。
むし歯が見つかっても、初期の段階なら経過観察や少しの治療で終えられるからです。
早期発見ができれば医療費も安く済みます
 患者さんが「受信しておけば」と後悔することのないよう、「定期健診の大切さをもっと伝えよう!」と改めて思いました。
posted by 毛利歯科ふれあい新聞より at 16:14| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする