こんにちは、歯科医師の池田です。
今回は、最近患者様の相談で出てくる「舌の異変」についてお伝えしたいと思います。
相談でよく言われるのが、
「舌のふちが波打っている。」「舌の先がピリピリして痛い。」「舌に歯型がついている。」等です。
前回「ご縁に感謝ブログ」の中のかみ合わせの癖の内容でも触れましたが、食いしばりによって歯に舌が押し付けられることで、舌に歯型がつきやすくなります。
舌の側面にギザギザとした歯型がついたり、舌以外にも頬の内側にギザギザやボコボコした跡がついていたりします。
コロナ渦で長引くマスク生活によるストレスや緊張によるくいしばり、スマホを見る時など前かがみになりやすい姿勢などから舌を前歯に押し付けるなどの原因が考えられます。
寡黙な生活は、口をあまり動かさなくなることから唾液の循環の停滞→口の中の乾燥も起こりやすくなります。
元々舌の筋力が弱く、べたっと舌が下の前歯にくっついた状態(低位舌)でも舌の先に歯型が付きやすくなります。
(正常な舌の位置は、上顎口蓋に舌先がついている状態です。)→
舌トレーニングが効果的です!(あいうべ体操など)
また、塩分多めの食事の多い方、運動不足、冷え性の方など舌自体がむくんでいることも考えられます。
舌の変化に気づき、思い当たる原因があれば、是非日常生活の中で意識してみてください。
もしご自身の判断で難しいことがあれば、気軽に歯科医院で相談されてください。
posted by 毛利歯科クリニック at 15:03|
日記
|

|