高齢者の口腔保健向上のために歯科関係者が主体となり、国とともに推進してきた「8020運動」は、今年で30周年を迎えました



構成労働省の調査によると8020達成者は、運動に取り組み始めた1989年には7%前後でしたが、
2005年には24.1%、2011年には40.2%、2016年には過去最高の51.2%を達成

国民の口腔ケアへの意識は向上し、現在では80歳の高齢者の半分以上が、20本以上の歯を維持するまでに至りました

国民の口腔保健はこの数十すねんで大きく改善しています。
しかし、まだまだ道半ば。
歯は残っているものの、むし歯を有する高齢者の割合は増えています。
セルフケアが難しい高齢者の口腔ケアをどうするのか。
歯を失う最大の原因であり、30〜50代で8割が罹患する歯周病にどう立ち向かうか。
まだまだ課題が山積みしています

自分の歯で噛んで食事することは元気で長生きするためにとても重要なことです

健康長寿社会に向けて、さらなる取り組みが求められています


